2019年11月28日木曜日

今年の夏の出来事、川遊び報告(2019年パルク通信11月号より)

 いよいよ、梅雨が明け、暑い夏が来ると、園庭のプールでも、暑い‼そこで、涼みも兼ねて、いざ、川へ!

 *ゆるやかな流れの宝川へカニ捕り。
 *川底が岩、石だらけの境川へ川歩き。
 *今年偶然見つけた⁈乙女川へ。

 乙女川は、ちょっと流れはあるものの、浅瀬もあり、なにより飛び込みスポットがありました。それも深すぎず、ちょうど樹の年長・年中さんが遊ぶにはピッタリ。樹のプールで飛び込みを散々していたHくんとKくんも、そろそろ飽きてきた頃だったので、絶好のスポット発見です。

 子ども達が「わぁ~楽しい!」と飛び込むかといえば、そんな簡単にはいきません。まずは、大人が「いくぞー!」とかっこよく飛び込んだり、「気持ちいい!」と楽しむ姿を見せることが大切です。そんな時、対岸にいた年長児のHくんと一瞬目が合いました。私は迷わず、「Hくんも飛んでみる?」と誘うと、なんとこちらへ渡り始めたのです。いざ、飛込み場へ立ってみると、(あれは、川の飛び込みをやったことのある人なら分かりますよね)。そう、すっごく怖いんです。十分くらい『飛びたい、でも怖い、でも飛びたい』と自分の気持ちと葛藤し、ついに乗り越えて、ジャーンプ!。余程うれしかったのか「モウイッカイ」と元気な声で再度チャレンジ。対岸では、「すごーーーい」と大喝采。
その集団から少し離れた草むらに、一人「もう帰るよ」と皆を誘うKくんがいました。Kくんは、その日飛込み場には上がれませんでした。

 その後、宝川、境川での川遊び、水遊びを重ねて、再度、あの飛び込み場のある乙女川へ。前回年長のHくんの飛び込みを草むらで見ていたKくんは、川へ向かう車中で「オレは飛ぶ」と宣言。いざ飛び込み場へ。なんと迷うことなく飛び込んだのです。

 前回、Hくんの飛び込んだ姿が心にずっと残っていたのでしょう。あこがれと悔しさといろいろな気持ちが彼を一歩踏み出させたのだと思います。次の日も同じ乙女川へ行くと、HくんとKくんは二人で競い合う様に何度も何度も飛び込みました。あの時の夢中になって飛び込む二人の瞳は、忘れられません。そんな楽しそうに飛び込む姿を見ていたRくん。自ら飛び込み場へ。「キ~(涙)」と泣きながら立ち、何度も飛ぼうとしましたが…。結果は、飛べずに終わりました。しかし、「オレモ、トンデミタイ」と心に憧れの思いが湧き、その場に立ってみる行動を表現してくれたことが素敵だなと感動しました。飛び込めた、飛び込めなかったという目に見える結果が重要ではなく、どう心が動いたか。本気で楽しいと遊んでいる仲間を感じ、「オレモ」と憧れ、大きい自分になりたいと願う。そんな心の動きを、この川遊びでは見せてもらいました。もちろん、この飛び込み場に立ってなかった子たちも、きっと心の中に、「なにか」は芽生えたと信じています。

 そして、子どもたちが「夢中になって遊ぶこと」には、必ず、(ちょっとコワイけど、ワクワクドキドキすること)これが大切なんだと改めて実感させられました。樹のプールでは、だんだん飽きてきた子どもたち。そこへ、ちょっと怖そうだけど…と思える川。大人は、ちょうどよく遊び込める場所(環境)を用意すること。そして、初めは「コワイよ~」としりごむ子どもの姿にその思いを受け止めつつ、それでも、くり返し慣れていくこと。大人も本気で『楽しい』を見せること。そんなことが重なると、自分自身に手ごたえを感じ、一段、また一段と大きな自分をつかむ子どもたちの姿が見られるんだと思いました。これからも、子どもたちと共に、ワクワクドキドキを探していきたいと思います。

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